東京都は企業等に就職を予定している大学２〜４年生等2,000名を対象とした育児休業（以下、「育業」）に関する意識調査を実施しました。今回の調査結果のポイントをまとめると以下のようになります。
・将来、子供ができたときに働き続けたい男性は94.6％、女性は89.0％、子供ができたときにパートナーに働き続けて欲しい男性は70.7％、女性は93.1％
・子供が生まれてからの働き方としてフルタイムを希望する男性は85.1％、女性は69.3％
・育業取得率の高さや育業期間の長さを企業選択において重視する男性は84.0％、女性は87.1％であり、育業取得率の高い企業や育児休業期間の長い企業ほどプラスのイメージがある
・将来子供が生まれたら育児休業を取得したい男性は86.5％、女性は85.6％
・育児休業の取得期間について、男性は「2週間〜1ヶ月未満」を希望している割合が最も高いが、パートナーからは「1〜3ヶ月未満」の育業を望まれている割合が最も高い。女性は「1年以上」の育業を希望している割合が最も高く、パートナーからも同様に「1年以上」の育業を望まれている割合が最も高い。
　このように育児休業に対して非常にポジティブな考えをもっていることが明らかになりましたが、今回注目すべきは、将来育児休業を取得したいという回答が男性86.5％、女性85.6％となり、女性の取得希望を男性が上回ったという点でしょう。
　来春の育児休業給付の引き上げなども相俟って、今後、男性の育児休業取得率の急速な上昇が予想されます。職場としても男性が育児休業を取得しても問題なく業務が回る体制づくりを急ぎましょう。