厚生労働省は、9月27日に公表された「年収の壁・支援強化パッケージ」特設サイトを10月20日に更新し、新たに「事業主の証明による被扶養者認定に関するQ&A」及び「配偶者手当見直し検討のフローチャート」を公表しました。

　「事業主の証明による被扶養者認定に関するQ&A」では、一時的な収入変動に該当するケースや事業主証明作成にあたっての留意事項等の詳細が示され、一時的な収入変動については、具体的には、事業所の他の従業員が退職したことにより当該労働者の業務量が増加したケースなどが想定されること、基本給が上がった場合や、恒常的な手当が新設された場合など、今後も引き続き収入が増えることが確実な場合においては、一時的な収入増加とは認められないことなどが示されています。

　「配偶者手当見直し検討のフローチャート」では、配偶者手当の見直しの意義、4ステップに分けた見直し手順フローチャート、手当の見直し例などが簡潔にまとめられています。

　その他、年収の壁・支援強化パッケージに関する電話での問い合わせをワンストップで受け付ける「年収の壁突破・総合相談窓口」（土日祝日及び12/29～1/3を除く平日、8：30～18：15）も開設されました。

　これらの特設サイトの情報や相談窓口も活用し、対応を進めていきましょう。