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労働関係情報

東証プライム企業の70.7%が学卒初任給の引き上げを実施(労務行政研究所)

 学卒初任給の大幅引き上げのニュースが新聞紙上などを賑わせましたが、実際にはどれくらいの企業が初任給の引き上げを行い、またその平均額がどこまで上昇したのか気になるところです。そこで2023年5月9日に労務行政研究所が公表した「2023年度 新入社員の初任給調査」の結果を見ていきます。(4月11日までにデータを得られた東証プライム上場企業157社が対象)

 『2023年度決定初任給の水準 学歴別』

 〇高校卒(事務・技術)一律 183,388円(前年比+6,627円)

 〇短大卒(事務)      195,227円(前年比+6,570円)

 大学卒(事務・技術)一律 225,686円(前年比+6,825円)

 〇大学院卒修士       243,953円(前年比+7,483円)

 このように大学卒の初任給の平均は22万円台後半に突入しました。これは東証プライム企業の平均ではありますが、学卒初任給については相場の影響を大きく受けますので、こうした結果を受けた初任給引き上げの事例が増加することが予想されます。