厚生労働省は職場での昇進や職種変更にあたり、合理的な理由がないままに、転居を伴う転勤に応じることを条件にする「間接差別」を禁止します。女性の活躍を後押しするため、男女雇用機会均等法の省令を見直し、年内の公布を目指しています。

　均等法では表向きは性別以外の理由ですが、実際には一方の性別の人に不利益が大きい条件などを合理的な理由なく課すことを「間接差別」として禁じています。

　現在は省令で以下の3つが禁止対象です。

　　(1)採用にあたって身長や体重、体力を条件とする

　　(2)総合職の募集・採用にあたり、転居を伴う転勤に応じることを条件にする

　　(3)昇進にあたり転勤の経験を条件にする