厚生労働省は、平成26年版の労働経済の分析（労働経済白書）を発表し、過去５年以内に非正規社員だった人の状況を調べました。その結果、年齢が若いほど非正規社員から正社員に移行しやすいことがわかりました。

　25～34歳で非正規から正社員になる人の割合が34.9％と最も高く、次いで15～24歳が27.6％でした。35～44歳では22.8％、45～55歳で17.8％と年齢があがる毎に正社員への移行割合が低下する傾向があり、また一定の期間を働いて経験を積んだ人が正社員になりやすいとも指摘しました。

　更に、職種では営業職や専門・技術的職業の人は非正規から正規雇用に移行しやすい結果が出ており、例えば営業職では、非正規社員で転職した人のうち70.6％が正社員に移行しました。