お役立ち情報
- Useful Information
労働関係情報
医師の時間外労働の上限時間等に関する労働基準法の改正案(厚生労働省)
2021.12.01
医師の時間外労働の上限は、2024年4月1日までを猶予期間とし内容の検討が行われ、パブリックコメント制度に基づき10月25日に改正案が公示されました。(意見公募は11月23日に終了)。なお、上限についてはA、B、Cの3つの水準に分け検討され、標準的な水準となるA水準では以下のような内容が示されています。
A(一般的な医業に従事する医師)
通常の時間外の上限は月45時間、年360時間(休日労働含まず)。
36協定に定めることができる臨時的な必要がある場合の時間外・休日労働の上限時間を
1ヶ月について100時間未満かつ1年について960時間。
月100時間以上となることが見込まれる場合、一定の措置を行うことで年960時間。
そのほか、B(地域医療体制の確保のためA水準を超えることがやむを得ない場合)、
およびC(一定期間集中的に技能向上のための診療を要する医師)についても検討が行われています。
2022年1月中旬に公布、2024年4月1日に施行予定となりますので、今後の動向に注目しましょう。