深刻な採用難が続く中、60代のシニア層の活用が大きなテーマとなっています。

　現在求職活動中の60代男女を対象に実施した「60代シニア層の就業ニーズに関するアンケート調査」の結果によると、60代シニア層が仕事探しで重視するのは、「仕事内容・職場の働きやすさ」(40.1％）、「就業場所や通勤時間」（34.9％）などが多く、「給料」（25.1％）、「体力・体調に合っている」（22.7％）はやや少ない状況です。なお65歳～69歳では、「就労日数・就業時間」が38.4％で最も多くなっています。

　少子化による採用競争の激化の中、若手労働者の確保は極めて難しい状況となっています。シニアの雇用で人員を確保しながら、人手に頼らない業務の在り方を確立することも今後の重要なテーマとなっていくでしょう。