厚生労働省は、毎年11月を過重労働解消キャンペーン月間としており、その一環として11月3日を特別労働相談受付日と定め、労働基準監督官による無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」を実施しました。

　その結果が公表され、1日で合計で509件の相談が寄せられたことがわかりました。相談結果の概要は以下の通りとなっています。

■主な相談内容

　長時間労働・過重労働　80件(15.7％）

　賃金不払残業　　　　　61件(12.0％）

■主な相談者の属性

　労働者　　　　　　　　372件(73.1％）

　労働者の家族　　　　　71件(13.9％）

■主な事業場の業種

　その他の事業（※）　　58件(11.4％）

　保健衛生業　　　　　　49件(9.6％）

　※「その他の事業」とは、派遣業、警備業、情報処理サービス業等をいう。

　これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応が取られる予定です。