全国健康保険協会は平成24年度の決算を発表しました。収支は、3,104億円の黒字でした。黒字は３年連続でしたが、国庫補助率の引き上げなど国の支援拡大が主因でした。

　保険料収入が７兆3,156億円と前の年度に比べ4,301億円増えました。保険料率を10.0％に引き上げたのに加え、加入者の賃金が下げ止まったためです。

　支出では、医療費の伸びが例年より小さく保険給付費が当初見込みを下回ったため、結果として収支で見込みより約600億円黒字額が増えました。

　平成24年度末の剰余金は5,054億円ですが、協会けんぽの試算では平成26年度に再び赤字となり、剰余金を食いつぶす見込みです。