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正社員の残業 人手不足のため最長へ(厚生労働省)

 厚生労働省の毎月勤労統計調査によりますと、1~6月期の残業時間指数は110.8と前年同期を7%上回りました。景気回復で売り上げが増えているなか、人手不足で新しい人の採用が思うように進まないためです。

 1~6月期の残業時間は1人当たり月約14時間でした業種別にみますと、経済対策や復興事業で人手が足りない建設業が8%伸びました。製造業(12%増)や運輸・郵便業(11%増)、卸売・小売業(5%増)は消費増税前の駆け込み消費も残業時間を押し上げましたが、4月以降も前年を上回る水準が続いています。

 平成24年の就業構造基本調査によると、トラック・タクシー運転手や理容師・美容師の約3割が、残業時間が過労死の認定基準となる月80時間以上を上回っており、企業は従業員の健康維持にも目配りする必要があります